H29年度 第1回提供会員連絡会 実施

前半の研修会で家族療法の考え方を学ぶ

佐藤真奈美先生をお迎えして

一つ一つの話にうなずく会員。佐藤真奈美先生の講話には説得力がありました。

平成29年度第1回目の提供会員連絡会にふさわしい研修会でした。今回は、佐藤先生の話を聞きたいと、会員以外の方の参加もいただきました。

「現職の時、この話を聞きたかった!」「真奈美先生と同じ学校で仕事したかった」「サポーターという立場だからこそ見える部分もある。学んだことを何らかの形で生かしていきたい」「自分にも置き換えて考えさせらた」等、たくさんの感想が寄せられました。

佐藤真奈美先生は、元養護教諭。退職後も専門性を磨かれ、様々にご活躍しています。今年は市民大学の講師も務めていらっしゃり、この週は講師週で4回も講演されたとのこと。お忙しい時間を差し繰って駆け付けてくださいました。

「問題行動を起こしている子が悪いのではない。因果律で考えない。家族をシステムをして捉えれば、その中での関わり方に目を向けた改善策が生まれてくるはず」という考え方に参加者一同、「目から鱗」状態でした。

私たちの立場で考えると、「家族」は「学校」に置き換えられます。Smileういんず…(笑顔の風を吹かせたい)という創設時の思いにもつながり、背中を押された気持ちになりました。

 

真奈美先生からは次のような言葉をいただきました。

「(元同僚という感覚で話にうなづいてくださるので)とても気持ちよく話させていただきました。これも会員の方々の一生懸命さと、醸し出す雰囲気の良さのお蔭だったのだと思います。Smileういんずの活動は本当に大切だと思います…まさに学校というシステムに加わるということで、学校システムに変化を起こし、しかもその方向が良い方向に向かうという素晴らしいかかわり方なのだと思います。」

感激です。

真奈美先生、ありがとうござました。

後半は、情報交換会

サポートの形が増え、サポートの選択肢も広がりました。

「訪問サポートは、気軽に取り組め、達成感や有用感を感じました」

サポートの形が増え、学校サポートだけでも3種類になりました。

「クラスサポーター」「不在サポーター」「訪問サポート」

特に、新しく始めた「訪問サポート」は2人で一緒に作業するため、心強く楽しく、しかも簡単な仕事ではあるけれど達成感が得やすくてよいという声をいくつかいただきました。今後も実施方法を見直しながら、本格的実施に向けてリサーチしていきたいと思います。

 

「クラスサポート」は、子どもをとりまく様々な環境により、サポートの仕方は全く異なります。本当に難しいサポートを要求される場面も多く、会員の皆さんがこれまで培てきたノウハウや経験のお蔭で乗り切ってくださっているといっても過言ではありません。そのためにも、連絡会で研修をしていくこのシステムを大事にしていきたいと思いました。