教員は、こどもの成長に寄り添える素晴らしい仕事。
でも、学校現場は年々忙しさ(*)が増し、朝晩の長時間勤務が当たり前になっています。
押し寄せてくる数々の仕事をこなしていくのに精一杯で、余裕のない現状です。
もっと授業やこどもに関わることなど本来の仕事に力を注いでほしい!
教員OBのマンパワーを使ってサポートすることで、先生方のそんな思いを実現したい!
ゆとりが生まれて先生が笑顔になれば、こどもに笑顔が広がるはず!
そう考えて、私たちは「教員サポートSmileういんず」をたちあげました。
代表:小川久美子 事務局長:渡辺淳子
学校や関係団体、退職教職員に向けて…
おなじみのリーフレット。
年度ごとに若干内容が変わるので、年度ごとに色を変えています。今年はクリーム色です。
一般の方々に向けて…
今の学校の現状を、もっと一般の方々にも理解していただきたい、もっと様々な立場の方々からも、学校や子どもたちを支える力をいただきたい!そんな思いで今年度初めて作成しました。ピンク色です。
個人の賛助会員の場合は、当団体主催セミナーや協賛事業のイベントへの参加費が割引価格に。
法律セミナー参加費;会員500円 一般800円
教員OBのサポートが、学校現場に笑顔(Smile)の風をたくさん(windの複数形:造語)吹き込んでいけることを願い、名付けました。
*教員の多忙化に関する情報として、以下にリンクを張りました。ご覧ください。
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サポーターへの交通費や運営費は、主に会費によって賄われています。
(注;クラスサポーターのみ、新潟市教育員会からの委託費による)
11月17日㈰黒埼市民会館多目的ホールにて、第3回提供会員連絡会を実施しました。
今回は、毎月事務局がまとめている「成果と課題」をじっくり読んだ後、サポートの中で感じていることを一人ずつ紹介し合いました。
Smileういんずメンバーとしてサポートに入るわけですから、基本方針を遵守していく必要はあります。ただ、その枠組みの中で一人一人が現場の状況に臨機応変に対応していくことが大事になることを今回も確認し合いました。
サポート実施状況は、昨年の同じ時期に比べてほぼ2倍となっています。
それに伴い事務処理も増えているので、提供会員の皆さんに業務報告書の提出日を含め、いくつかの大事なお願いをしました。
提供会員同士いつも一緒に活動しているわけではないので、この連絡会で直接語り合う時間をこれからも大事にしていきます
講師は高橋雄一先生。Smileういんずの立ち上げの頃から応援くださった方のお一人です。
演題は「第2キャリアをいかに選択するか ~キャリアダウンを楽しむ!磨く!~」でした。
教育界で数々の要職に就き学校教育の長としてご活躍され、退職後は大学教授として後進の指導に当たってこられた高橋先生。
退官後は、1日3交代の介護ヘルパーの道を選択され、老人施設で日々奮闘していらっしゃるそうです。
まず、介護の世界から見えることなどを皮切りに、なぜ第2キャリアでこの道を選択したのかについて熱く語ってくださいました。
「人が好き、人と生きたい、人としての尊厳を支える存在でいたい」という高橋先生の深い思いに会場のあちこちからすすり泣きの声が聞こえました。参加者からは「自分自身の生き方を深く考えさせられた」「高橋先生の情熱的で誠実なお人柄に魅了された」「いい講演会をありがとうございました」と感謝の声が寄せられました。
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さて、教員サポートSmileういんずでは、これからも講演会を企画していく予定です。HPでも広報していきますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
全国各地で学校をサポートしようという動きが広まっているようです。
Smileういんずでは、長野、宮城、大分、埼玉、東京,名古屋などから問い合わせや視察を受けています。
退職教員の方ばかりでなく、現職の方もいらっしゃいました。一般企業の方が調査にいらっしゃることもあります。
また、実践発表の場もいただいています。
同じように学校現場をサポートしたいのでSmileういんずの活動を紹介してほしい、あるいは、異業種ではあるけれど今後の参考のために退職者サポーターのシステムを説明してほしい、学校の現状について教えてほしい等、のご依頼をたくさんいただいています。
お話を聞くと、どの地域でも、そして職種でも多忙と人手不足は深刻です。
「何とかしなければ」「できることで手伝いたい」と考えている人はたくさんいると心強く思いました。
それぞれの地・立場で一歩を踏み出し、みんなで連携してこれからの時代を生きる子どもたちのことを考えていきたいものです。
10月30日、新潟医療福祉カレッジでボランティア論を学ぶ学生の皆さん12名が、Smileういんずの事務ブースのある新潟市市民活動支援センターを訪れました。講義の一環として現地に赴いていろいろなNPO団体の話を聞いたり、職場体験したりしているのだそうです。
Smileういんずの活動について1時間程度説明した後、質問を受けました。
「頼んだ人とサポートを受ける人に食い違いがあったら
どうしますか?」
「途中で活動資金が尽きそうになったら、サポートはや
めるのですか?」等々。
若い皆さんの視点でたくさんの質問をいただきました。
学生の皆さんと一緒に活動できる日が来るといいなと思いました。