Smileういんずの年度は6月から。
新年度、連絡会の開催は難しいと諦めていましたが、様々な調整の結果、黒崎北部公民館の2部屋をつなげて開催することができました。
HPやメール等で連絡体制は整えていますが、やはり「集う」ことで生まれる温度感が「情報共有」をスムーズにしていくことを再認識しました。
毎回、提供会員連絡会では、サポートの難しさが話題になります。
だからこそ、皆で教育現場の今を語り合い、サポーターとしてできることは何かを考える情報交換の時間が、私たちの貴重な研修の場になっていることは確かです。
今年度、毎回恒例のミニ研修会は中止とせざるを得ませんが、情報交換の場は何らかの形で継続していきたいと考えています。
2月末、地域連携教育シンポジウムに行ってきました。
新潟大学教職大学院特任教授川端弘実先生の基調講演のあと、「地域社会に開かれた教育課程の作り方」と題したパネルディスカッションが開かれ、Smileういんずもパネラーの一人として招かれました。岡山大学、信州大学、宮崎大学などの先生方と全国各地の大学の皆さんと話し合いました。
Smileういんずには、「元教員なのに口を出さずサポートに徹する理由は?」「教員には自分でやる誇りがあると思うが、受け入れる状況は?」「サポートを受けることで先生が力をつけることにつながっているのか?」などの質問がありました。
学校の先生方は責任感が強く、子どものためと全部自分で抱え込んでしまう傾向があります。しかし、仕事量が膨大になり、丁寧に子どもを育てる時間が奪われている今、サポートは要らないなどと言っている場合ではない現状です。個人で工夫して何とかできる状況はとっくに過ぎています。加えて大量退職時代を迎えて若い先生が増えています。忙しさのあまり、誰にも相談できずに悩んでいる先生が自分の力量を高めるために時間を使えることを願って私たちはサポートしています。そんな話をさせていただきました。
私たちが「口を出さない」をモットーにサポートしているのは、先生の意図を汲んで、その先生が子どもを教育したい方向にお手伝いしたいと考えているからです。ディスカッションの中で、先生とサポーターは違う、教育者と教育支援者の役割の分担をしっかりしていくことが大事であり、「あえてしない」ことも大切だと話し合いました。そのためには開かれた教育課程の中で、地域資源と出会わせ、つながり、活かしていくとき、学校自体が地域と連携してこうしたいというしっかりした主体性をもつことが大切だと学ぶことができました。
大学の先生方の本質に切り込む熱い議論の中で、忙しさの中で「思考停止」状態になってしまうのが一番怖いことだと改めて認識しました。有意義な学びの時間でした。
令和の新年を迎え、皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
最近は、学校の多忙化に加え、人手不足も加速したためか、Smileういんずのサポート要請が増加の一途をたどっています。
クラスサポートでは、市教育委員会から追加予算措置がとられ、1月以降もサポートが継続できることとなりました。
また、最近の担当不在サポートでは、特別支援学級や低学年のサポートが増えています。保健室のサポートも宿泊学習時の不在だけでなく、研修や年休などで養護教諭の先生が不在の時に依頼されることも増えました。先生方が心配なく教室を空けられ、また戻ってきて元気に子どもたちと学習や活動ができるように見守り、一人一人の子どもたちが充実した学習ができるように、少しでもお手伝いしたいと願っています。
今年も、「先生方にゆとりを、子どもたちに笑顔を」お届けできるように、Smile ういんずは総力をあげて努力していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
12月17日、新潟県労働金庫新潟南支店長の江口様より寄付金を贈呈していただきました。これは、ろうきんチャリティ一寄席(一般財団法人新潟ろうきん福祉財団主催)の収益からご寄付くださったものだそうです。
ろうきん福祉財団様は以前から私共の活動を応援してくださっており、今年度も助成金をいただいております。一般の方々向けのリーフレットを作成したり、広報活動を広げたりすることができたのもこの助成金のお陰です。
このように応援くださっている皆様から背中を押していただきながら、今年も活動を続けることができました。本当にありがたく思っています。
あと1週間で2020年が幕を開けようとしています。教員サポートSmileういんずも活動準備から数えると来年で7年目を迎えようとしています。教育現場が少しでもよい状況になることを願いながら、これからも地道に活動していきます。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
11月17日㈰黒埼市民会館多目的ホールにて、第3回提供会員連絡会を実施しました。
今回は、毎月事務局がまとめている「成果と課題」をじっくり読んだ後、サポートの中で感じていることを一人ずつ紹介し合いました。
Smileういんずメンバーとしてサポートに入るわけですから、基本方針を遵守していく必要はあります。ただ、その枠組みの中で一人一人が現場の状況に臨機応変に対応していくことが大事になることを今回も確認し合いました。
サポート実施状況は、昨年の同じ時期に比べてほぼ2倍となっています。
それに伴い事務処理も増えているので、提供会員の皆さんに業務報告書の提出日を含め、いくつかの大事なお願いをしました。
提供会員同士いつも一緒に活動しているわけではないので、この連絡会で直接語り合う時間をこれからも大事にしていきます
10月30日、新潟医療福祉カレッジでボランティア論を学ぶ学生の皆さん12名が、Smileういんずの事務ブースのある新潟市市民活動支援センターを訪れました。講義の一環として現地に赴いていろいろなNPO団体の話を聞いたり、職場体験したりしているのだそうです。
Smileういんずの活動について1時間程度説明した後、質問を受けました。
「頼んだ人とサポートを受ける人に食い違いがあったら
どうしますか?」
「途中で活動資金が尽きそうになったら、サポートはや
めるのですか?」等々。
若い皆さんの視点でたくさんの質問をいただきました。
学生の皆さんと一緒に活動できる日が来るといいなと思いました。